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クレームの犯人

組立ラインの最後に控えるのは梱包ですが、その前にCAと言う検査工程があります。
コンシューマー・アシュアランスの頭文字との事です。
短時間で全ての機能をチェックする検査工程です。
ライン・タクト時間より約4倍ほどの時間を要するので、大体4人が平行して検査します。
この工程は余程センスの良い人でないと勤まりません。
センス、五感ですね(昔シックスセンスと言う映画がありました)。
特に品証(品質保証部署)からお墨付きをもらった人が勤めますが、残念な事に、不公平感に敏感な女性の職場として高い給料が与えられるわけではありません。
まあボーナスの査定のときには、当然高得点を付けられることになります。
ここで不具合を見逃すと市場クレームとして跳ね返ってきますので、牙城とも言えます。
この工程で最も優秀な人は品証から目を付けられ、出荷検査に引き抜かれることはままあります。(トップガンの世界です)

動的検査をしながら外観検査も同時に行われます。
ある日、仲良くしていたライン長から、外観NG品が多すぎて仕事が増えて困っているとの相談を受けました。
CA検査工程の女性たちとお話をしました。
実際NGでライン落ちしている製品を見ながらレベル合わせをします。
私:「これくらいの小さなキズは大丈夫です。」
女性たち:「はあ〜」
どうも納得していない。
そこでライン長の意見を求めた。(製造ではライン長がバレンタインデーに一番チョコをもらう)

私:「ねえ、ライン長。これくらいの製品が電気屋さんで売っていても気にしないよね?」
ライン長:「いえ、私は気にします。これを理由に値引き交渉に持ち込みます。」

全ての原因がはっきりした。
おまえ、お前だよライン長、クレーマーだったのか。


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Posted by オーディオ研究所 所長 | - -
オーディオ研究所
所長  佐藤 彰
みなさんこんにちは。
オーディオ研究所 所長の佐藤 彰です。

オーディオ機器の修理やオリジナル部品の開発をしています。
中学の頃からスピーカーを自作したりして、オーディオ人生まっしぐらです。
修理の話、音楽の話、以前に勤めていたオーディオメーカーでの話などいろいろ載せています。
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