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まちがい修理を発見!

修理をしているといろいろと面白いものを発見します。
CDトレイが開かないジャンクは結構多いのですが、だいたいがローディングベルト切れです。
ところがこの間見たのは輪ゴム切れでした。
ローディングベルトが輪ゴムで修理されていたのです。
輪ゴムはほんの少しの間は使えます。
しかしすぐダメになります。
オークションで買ったらしいのですが、こんな修理でオークションに出品している人がいるのですね。
その持ち主はユーミンのCDが入ったまま出てこないで私に修理に渡したので、ユーミンのCDは丁重に送り返してあげました。

他にもあります。
CDユニットの下部にフレキケーブルを直角に方向を直すための基板が入っているのですが、穴が開いていてその穴の上をジャンパー線が走っております。
このジャンパー線は製造段階で必ず切られております。
静電気に弱いCDピックアップは、ショートランド処理をされて半導体レーザーを守っております。
このジャンパー線はそのショートランドと同じ機能をしております。
組立ラインではショートランドしたままピックアップが搭載され、その後ショートランドの半田を除去します。
しかしジャンパー線でショートされているので、静電気で破壊されることはありません。
その後安全な所でジャンパー線はカットされるのです。
ライン・オペレーターは必ずハンドストラップと言う静電気を逃がしてやる器具を手首につけてますが、それでも冬場は静電気による故障が多くなります。

このわざとカットしているジャンパー線を、半田で修理しているジャンクがありました。
CDを読み込まないのは、このジャンパー線が切られているからだと思ったのでしょうね。
この修理では例え新品のピックアップに取り替えても、CDピックアップは機能しなくなってしまいます。
ですので、ジャンパー線は半田で修理してはいけないのです。


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Posted by オーディオ研究所 所長 | - -
オーディオ研究所
所長  佐藤 彰
みなさんこんにちは。
オーディオ研究所 所長の佐藤 彰です。

オーディオ機器の修理やオリジナル部品の開発をしています。
中学の頃からスピーカーを自作したりして、オーディオ人生まっしぐらです。
修理の話、音楽の話、以前に勤めていたオーディオメーカーでの話などいろいろ載せています。
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